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[総ルビ]留学生は同棲JKエルフちゃん

第1話 エルフちゃんといきなり同棲
だい エルフちゃんといきなり同棲どうせい

「はじめまして、山女やまめさんですか?」
「あ、ああ……」
「あの……よろしくおねがいしますぅ」

 タクシーからりてきて、おれんちの玄関げんかんでにっこり笑顔えがお金髪きんぱつ碧眼へきがん美少女びしょうじょ
 場違ばちがいとおもえるような綺麗きれいなお辞儀じぎをした。
 身長しんちょうおれよりちいさいので百五十センチくらいか。むねがデカい。
 だが納得なっとくできないものがある。彼女かのじょみみとがっていた。

「え、エルフ?」
「はいっ! ごぞんじですか? うれしいです。異世界いせかいからたエルフぞくのラーラミン・ハイッペロット・トワイライトです。ララってんでくださいねぇ」
かった……」

 っておい。かるかよ。
 なんだよエルフって。いたことねえぞ。
 たしかにとうさんは国家こっか公務員こうむいんで、安全あんぜん保障ほしょうまわりを担当たんとうしている防衛省ぼうえいしょう職員しょくいんいま出向しゅっこうにより外務省がいむしょう海外かいがい勤務きんむをしている。
 それであずかったらしいのだが、エルフなのか?

 とうさんの仕事しごと宇宙人うちゅうじん異世界いせかいじん担当たんとうとしていることは、薄々うすうすいていた。
 たまにこえる電話でんわ会話かいわから、おれたち以外いがい知的ちてき生命体せいめいたいがいることはかってはいた。
 しかし国家こっか機密きみつというか国際こくさい機密きみつなのだろう。

 エルフの美少女びしょうじょおれ同棲どうせいするのか。今日きょうから。マジか。
 いてねぇ。マジいてねえんだが、それ。


 ◇◇◇

 数日すうじつまえのこと。
 おれ携帯けいたい電話でんわっている。相手あいて普段ふだん海外かいがいまわっている親父おやじだった。
 母親ははおや一緒いっしょにくっついていったのでいえにいない。

「やっとたか。景都けいと
「なんのようとうさん?」
「ああ、それでだ。今度こんど外国がいこくから留学生りゅうがくせいがくることになった」
「はぁ? おれんちっておれしかいないけど」
「まあなんだ、ちょっと特殊とくしゅでな。世界せかいじゅうをたらいまわしにされた挙句あげく、すまんがうちであずかることになった」
「それで?」
「よかったな、金髪きんぱつ碧眼へきがん美少女びしょうじょだ。あと日本語にほんご普通ふつうにしゃべるからコミュニケーションは大丈夫だいじょうぶ
「あ、うん」
「んじゃ、そういうことで。かあさんの部屋へや使つかってもらうから布団ふとんしといてくれ。明後日あさってタクシーでいえ直接ちょくせつる」
「はぁ……」

 とまあ、こういう会話かいわがあったのが三日みっかまえか。
 れていたので布団ふとん無事ぶじした。

 それでだ。
 玄関げんかん巨乳きょにゅう金髪きんぱつ碧眼へきがんエルフちゃんとご対面たいめんをしたおれ彼女かのじょいえれた。

「あ~ぅ、よろしくおねがいしますぅ」
「ああ、っておい、いきなり、うおぉ……」

 エルフのララちゃんはくついでいえがったとおもったら、おれよことおぎるわけもなく、おれにガバッといてきた。
 なにがとはわないけど、ナニがふたつ。すげえやわらかい。たりまくってるんだが。
 いやたってるどころじゃなくて、ぐいぐいけてくる。

想像そうぞうしてたとおりのやさしそうなひとです。わたし、うれしいですっ」
「あ、ああ」

 やっとのことではなれてくれたララちゃんを居間いまとおす。
 テーブルがあり椅子いすよっつある。
 両親りょうしんおれ、それからいもうとぶん椅子いす

 いもうとわけあっていえにいない。いま埼台さいだいひがし総合そうごう病院びょういん入院にゅういんしている。

「そこ、いもうとせきなんだけど入院にゅういんしててな、すわっていいから」
「はい、ありがとうございますぅ」

 エルフちゃんが椅子いすすわる。

 おれはおちゃれに台所だいどころ素早すばや日本茶にほんちゃ準備じゅんびすると、それをって居間いまもどってくる。
 うちはいわゆる居間いまとキッチンがつづになっているダイニングキッチンではなく、別々べつべつつくりだった。

「おちゃってきたよ」
「ありがとうございます、うれしいですぅ」

 彼女かのじょ丁寧語ていねいごだけど、なんか独特どくとくのイントネーションが末尾まつび付近ふきんにある。
 なんだろう、エルフなまりなのだろう。
 エルフ……。かんがえるとめっちゃすごいのでは。

 それからさっきから現実げんじつ逃避とうひをしてにしないようにしていたことがある。
 おっぱいがテーブルにってる。うん。

 彼女かのじょひくいのにむねおおきい。
 そのためテーブルが相対的そうたいてきたかく、ちょうどむねがテーブルに、どんと。

 そのおっぱいのまえにおちゃいた。

美味おいしいですぅ」
「はは、ありがとう。日本茶にほんちゃあじかるんだね」
「はいっ、あの、エルフのさとにもたようなハーブティーがありまして」
「なるほど」
「エミルルちゃという名前なまえで、もりえている低木ていぼくっぱなんですけど、こうしてまるめたものを乾燥かんそうさせておいて、あとでおもどしてむんですよ。たぶんたようなつくかたなんだろうなって」
「そうだね。だいたいそんなかんじ」

 日本茶にほんちゃつくかたじつはあまりらないけど、たしかにすんだったはず。

 それにしてもテーブルのうえってるソレがになって真正面ましょうめんすわってるけど、ついついガンしてしまっていた。
 ふとづいておれ視線しせんらす。
 そうすると彼女かのじょもおちゃから視線しせんおれ一瞬いっしゅんうつしたあと明後日あさってのほうをいてかおあかくする。
 をスッとほそめていた。
 やはりこうもいたか。そのずかしいといてあるようだった。

「あの、このおっぱい……になりますよねぇ」
「え、ああ……ごめん、じろじろて」
「いいえぇ、られるのはもうれているので。でもなんだかおとこにじっとられることっていままでなかったので……ずかしかったですぅ」
「そうか」
「はい。でもこれから同棲どうせいっ、するんですから、れないとですよね」
「まあそうだね」
毎日まいにちいっぱいてくださいね。はや日本にほんにも順応じゅんのうしなきゃですもの。これから一生いっしょうまわせてもらうつもりなのに」
「そっか。エルフのさとってそれほど都会とかいじゃないのかな」

 ここは大都会だいとかい東京とうきょうひとはいやというほどいる。
 もし人口じんこうすくない田舎いなかなのだろうエルフのさとから転移てんいしてきたのだとしたら、環境かんきょうちがいすぎてびっくりしちゃいそうだ。

「はい。エルフのさと、キャシュリルメーベルリの人口じんこう一万いちまんにんぐらい、でしょうか。たぶん」
「たぶんか」
「はい。人口じんこう統計とうけいとかいうのでしたっけ、そういうのまだなくて、すみません。異世界いせかいってちょっとおくれてて」
「でもすごい技術ぎじゅつとかもあるんでしょ」
「はいっ。ミスリルやアダマンタイトの加工かこう技術ぎじゅつとか、魔法まほうやく、ポーションとかですね。長年ながねん研究けんきゅうかさねなんです」
「すごいね」
「えへへ、ありがとうございますぅ」

 ぺこりとあたまげると、テーブルのうえむねがぼいんとれる。
 おれはギョッとするところだったけど、なんとか誤魔化ごまかした。

 このおっぱい、攻撃こうげき特化とっかスキルがいてるにちがいない。
 こちらの防御力ぼうぎょりょくなんて、童貞どうていのソレだ。紙切かみきれみたいにんでしまいそうだ。
 かろうじて共学きょうがく中高ちゅうこうなので、おんなそのものにはれているけれど、これほどの攻撃力こうげきりょくはめったにおかれなかった。

 おれとエルフちゃんの同棲どうせい学校がっこう生活せいかつ
 どうなってしまうか期待きたい不安ふあんのごちゃませした感情かんじょうがってきた。

 へん感情かんじょうけてしまわないように、これからは毎日まいにち頑張がんばろう。
 おれこころちかった。

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