設定を選択してください。

[総ルビ]私たちだけ24時間オンライン生産生活

60.坑道ダンジョン
◆60.坑道こうどうダンジョン

 おじいさんたちと一緒いっしょにごはんべてこのわりだ。

 二十二にちあさ今日きょうはさっそくおしえてもらった坑道こうどうダンジョンにもぐってみようとおもう。
 おひるのブドウのサンドイッチをもらって、坑道こうどうぐちまでた。

「じゃあはいろうか。えず地図ちず最奥さいおうまで鉱石こうせきあつめながらすすもう」
「うん」
「そうしましょう」

 三にん戦闘せんとうふくで、ツルハシ装備そうび坑道こうどうはいっていった。

「はいほー、はいほー。今日きょうるぞ」

 どうすず、それからふかくなるとてつれるようになる。

 ダンジョンだからくらいかなということはなく、なんとなくあかるい。
 なぜあかるいかは不明ふめいだけど、とにかく見通みとおせる。

「ミケ、マップの最終さいしゅう地点ちてんまでたよ」
「お、おう。じゃあここからが本番ほんばんだね」
頑張がんばりますわ」

 三にんでツルハシから武器ぶき装備そうびえて、まえすすむ。

 すこしして、いきなりなに天井てんじょうからちてきた。

 やわらかい、みずまんじゅうみたいなやつ。

「これは、まさか、クルミなんだとおもう?」
「ああ、スライムだよね。よくるとくろがついてるし」

 クルミはやりでつついて攻撃こうげきはじめる。
 スライムは、プルプルしていて、意外いがい可愛かわいい。

「――ファイアショット」

 わたし魔法まほうがスライムに直撃ちょくげきする。
 HPのりがえないし、とくに攻撃こうげきとかよけるとかしてこないので、いているか全然ぜんぜんわかんない。

 よくわからないうちに、スライムがんで解体かいたいする。

 ドロップはですね。

 えっと「スライムの破片はへん以上いじょう

 このあとすすんでいくと、るわるわ。次々つぎつぎとスライムがあらわれる。
 べつつよくともなんともないんだけど、なんなんだろうね。

 いい加減かげんつかれてくるんだけど、それでもてくるスライムさん。

 いやになってきたころ、今度こんどいぬかおのこんぼう装備そうびのやつがでてきた。

 こいつはあれだ。「コボルト」だ。
 クルミとサクラちゃんは、武器ぶきったてきはじめてたたかう。

「あー。こいつら、こんぼうのくせに意外いがいとできるぞ」
「そうですね。たてたたいて威嚇いかくしてきますし、けん結構けっこう防御ぼうぎょしてきます」

はミケ。魔力まりょくかてに、強大きょうだい火炎かえん弾丸だんがんわれあたたまえ。ファイアショット」

 一段いちだんつよくなったわたし魔法まほうをコボルトにお見舞みまいする。
 やっぱり強力きょうりょくだ。

詠唱えいしょう、きたこれ。ずかしー」
「もう、いいじゃないクルミがうわけじゃないんだから」

 クルミはこんぼう相手あいてに、リーチがながいので有利ゆうりたたかえているようだ。

「よし、必殺ひっさつ奥義おうぎ、ランスアタック」

 クルミのやり攻撃こうげきあかいエフェクトをまとい、コボルトをばした。

「それなにさ」
必殺ひっさつ奥義おうぎ、ってったじゃん。このまえ訓練くんれんで、ザイールさんにおしえてもらった」
「クルミもいいのおぼえたんだ」

「あーあー。MPがるうぅ。わたしあましているMPがああ」
あまってるならいいじゃん」

 適当てきとうにコボルトをほうむる。一ぴきなら三にんたたかえば余裕よゆうだね。

 ドロップは「コボルト金貨きんか」。

 ●コボルト金貨きんか
  コボルトぞく使用しようする通貨つうかきん含有がんゆうりつたかくないが、ある程度ていど高値たかね取引とりひきされる。
  種別しゅべつ収集しゅうしゅうアイテム
  レア:3  ランク:2

「いいね金貨きんか。コボルトって採掘さいくつしている設定せっていとかあるよね」
「そうなのですか。初耳はつみみですわ」
「んー。わたしもらないかも。でももうかりそうだからオッケイよ」

 すこすすむとまたコボルトだ。

「あー。コボルトさん二ひきさんご案内あんない
「二ひきなのか三びきなのか、よくわかんないよお」

「あー。ごめん。二ひきです」

 クルミとサクラちゃんが一ぴきずつ相手あいてをしてくれて、攻撃こうげきくわえる。
 人型ひとがたたたかいにくいよね。

 わたしもサクラちゃんのコボルトにファイアショットを中心ちゅうしん使用しようして攻撃こうげきする。

 二ひき簡単かんたんたおすことができた。

 今度こんどはコボルト二ひきとコボルトアーチャーのパーティーだった。

ゆみ厄介やっかいだね」

 うしろから攻撃こうげきけていて、クルミにダメージがはいる。

たった。いたい」

 さったりするかは不明ふめい
 わたし新調しんちょうしたロザリオにえて、クルミの支援しえんまわることにする。

「ヒールさんきゅ」
「いいよいいよ。でも攻撃こうげきりょくがっちゃうんだよね」

 たまにスライムもてきて、コボルトもぼちぼちというかんじ。

 おひるってきているので、ブドウジャムサンドを美味おいしくいただいた。

次の話を表示


トップページに戻る この作品ページに戻る


このお話にはまだ感想がありません。

感想を書くためにはログインが必要です。


感想を読む

Share on Twitter X(ツイッター)で共有する