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海老郎のココだけの話

20.読点の入れる位置
連続して、20回目。
どこに入れるか、ですがいくつか候補はあります。

まず「助詞のあと」です。
「インパラやシマウマのいるサバンナではたくさんの動物が見られます」
これだと入れられるだけ入れると
「インパラや、シマウマのいる、サバンナでは、たくさんの、動物が、見られます」
こうでしょうか。

特によく言われるのが助詞の中でも「主語のあと」です。
ようするに「は」と「が」の後ろです。
(ただし逆説の「が」は主語じゃないですね)
「真っ赤な鱗のドラゴンが、突如として咆哮を放った」
こうでしょうか。

それから「ものの列挙」にも使いますね。
「ライオン、ジャッカル、ハイエナなどの肉食動物がいる」こうですね。
「句点・読点などを役物という」というように一般の単語は「・」中黒でも列挙できますが、カタカナは氏名の区切りに中黒を使うので、カタカナの列挙には読点が推奨されています。

あとは「独立語(?)、感嘆などのあと」なんかもそうですね。
「ああ、いい天気」
「そう、それが好きなの」
「もう、心配してたんだから」
こういうのです。ほぼ会話文の文頭についてるものです。
僕はよくコレ編集さんに修正されますね。

他には「無助詞の部分」ですかね。
東風こちが吹き始める時、春の訪れを感じさせる」
単語間を分離されることで読みやすさが上がります。
「一瞬、停電したからパソコンが止まった」
こういうのもそうです。

それからですね「挿入文の後」とかですね。
これには2パターンありますね。
「ヤスシは明日には入荷すると、言っていたので明日手に入るはずだ」
「ヤスシは明日には入荷する、と言っていたので明日手に入るはずだ」
助詞の後という最初の条件に合わせると前者ですね。
「ヤスシは「明日には入荷する」と言っていたので明日手に入るはずだ」というふうに括弧があったとしてその直後なのが後者です。

実はこの括弧文の始まりになる部分につけるケースもあります。
括弧を省略しているときに、どこからが引用なのか分かりやすくなります。
「銀河といえば、アンドロメダを西南に、だろうか」
こういうふうな使い方ですね。

もっと基本的な使い方として「接続詞のあと」があります。
「しかし、君に見られてしまった」こういうのです。

あとは文の区切りっぽそうなところ、ですね。
特に「「と」や「して」のあと」とかですか。
「私は早歩きで公園を抜けて、喫茶店のある駅前に向かう」こんな感じです。
特に時系列で、次のアクションを分けるのに有用です。

どうでしょうか。
それではまた次回、お会いしましょう。
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