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如月千怜ゲーム戦記1 ファイアーエムブレム新紋章の謎編

前編 全ての物語は、一人の剣士に感銘を受けたことから始まった
 どうも如月千怜です。いつもお世話になっております。
 多くのファンの方々から愛して頂いた作品達のルーツ、私の場合それは一つのDSカセットが原点です。
 それは「ファイアーエムブレム 新紋章の謎」(それぞれ以下FEシリーズ新紋章と略称します)というゲームになります。

 FEシリーズSRPGを代表するシリーズとも言える作品で、業界で初めて登場ユニットにキャラクター設定をつけたタイトルなのです。
 これまで戦略シュミレーションというジャンルにおいて、ユニット達は使い捨ての駒として扱われるのが当たり前だったのですが、このシリーズは違いました。
 兵士がどのような思いで戦争に臨むのか、彼らが奮闘虚しく戦死する際に打ち明ける成し遂げられなかった思いの数々とは……
 ユニットに命とドラマを持たせた、今までのゲームとは全く違うゲームとしてFEシリーズは生まれました。
 初期作の「暗黒竜と光の剣」「外伝」「紋章の謎」の三作の段階ではまだ薄味ですが、紋章の謎の次回作である聖戦の系譜以後は開発チームの技術向上も相まってそれらの盛り込みがどんどん強くなっていき、そして3DSで販売された覚醒以後のタイトルではとうとう登場キャラ全員にCVがつくほどになりました。

 今回取り扱う新紋章はシリーズ最初期の作品紋章の謎のリメイク作にあたるもので、追加要素をふんだんに盛り込みながらも原作のメインストーリーのあらすじには一切手を加えず磨き上げた、シリーズの中でも特に評判の良いリメイク作です。
 私は新紋章以後の3DSで販売されたタイトルも複数本プレイしてきましたが、シリーズ初心者の方には入門作として一番オススメできる作品と思っています。
(3DS以後のシリーズは作風がかなり変わっているので、旧作の雰囲気が残っている最後の作品という意味でも、あえて新紋章を一番オススメしたいです)



 ……ゲームの話はここまでにして、私自身の創作の話です。
 実を言うと私は、このゲームの影響を受け創作を始めようとしました。その中でも一人のキャラクターに強い感銘を受け「彼のような剣士を、私も書きたい」と思ったことが、全ての始まりなのです。

「……オレは女に斬りつける剣は持ってはおらぬ」(ゲーム内の会話文より引用)

 彼の名は、紅の剣士ナバール。傭兵オグマのライバルであり、女を斬る剣を持たないという信念を持った剣士です。
 彼はその異名の通り凄腕の剣士であり、必殺の一撃 (クリティカル)の確率に補正をかけるキルソードという強力な剣を持ち、初めはならず者の用心棒として主人公達に立ちふさがります。
 ですが主人公のフィアンセであるシーダ王女の説得を受け、彼は上記のセリフと共に主人公の仲間になります。
(※なおこのエピソードは暗黒竜と光の剣のものなので、新紋章には収録されていません)

 彼は後のシリーズにおけるキルソード剣士というポジションを築いたキャラクターで、後発作品にも彼と同じようにキルソードを持った美男子の剣士続々登場しています。それだけ彼が当時から根強い人気を持つキャラクターの一人だったということです。
 私にとっても大好きなキャラクターの一人で、覚醒以後のタイトルもたくさん遊びましたが今でも男性キャラで一番好きなのはです。覚えている限りではほぼ必ず自軍の主力を彼が努めていました。
(なお旧作のアニメ版やFE無双、FEヒーローズにおいては彼にもキャラクターボイスがついていて、先述の作品では人気声優の子安武人氏が担当しています。子安氏にとっても彼は思い入れの深いキャラクターらしいです)

 ……ですが、ここから少しばかり暗雲が立ち込めます。当時の私はまだローティーンになりたての年齢であり、現在以上に重度の中二病を患っていました。
 それも技術が全く練り上げられていない処女作の段階から、パッションだけで書きあげたものなのですから、上手く行くはずがありません。詳細は後編でお話します。


※注意
文中の「現在以上に重度の中二病を患っていた」という記述に対して「大人になっても中二病が治っていないことの方が問題だろ」というようなツッコミをするのは、私の創作者としてのアイデンティティに関わる問題なのであえてツッコまないでください。私は中二病であり続ける限りは創作を引退しないと決めています。
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