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[総ルビ]私たちだけ24時間オンライン生産生活

57.一緒に夕ご飯(2)
◆57.一緒いっしょゆうはん(2)

 つづき、ゆうはん情報じょうほうもらってばっかりいるチームドングリです。

「カナヘビはパーティーでたおせます。オスウシはたおせましたが、まだキツめです」
「なるほど。じゃあ、あれだ。坑道こうどうったか?」
きましたよ。上層じょうそう地図ちずって、てつるあたりまでです」
「そうか。それよりしたくとな。じつはダンジョンになってて、てきてくるんだ」
りませんでした」
ふかくなるほどてきつよい。だから、レベルげに丁度ちょうどいいぞ。したほういけばボスもいる」

 なんか、ネタバレほいほいみたいになってきた。

「というわけで、そとまちきたければ、さっきった飛空ひくうていと、坑道こうどうダンジョンボスをたおして領主りょうしゅみとめてもらって転移てんい。それから湿地しっちたい突破とっぱして川下かわくだりだ」
「どれも面倒めんどうですね」
「そうだな。まあ、無理むりすることはない。まだわかいんだ。それと転移てんい許可きょかは、領主りょうしゅ直接ちょくせつ許可きょかをもらったひと推薦すいせんしてもらうこともできる。商人しょうにんなどへの対応たいおうだ」
推薦すいせんいいですね」
おれたちも転移てんいできるが、一人ひとりにつき基本きほんにんまでしか推薦すいせんができないまりだ。おれたちのぶんはもう使つかってしまってのこってない。すまんな」
「いえいえ、とんでもないです」

 コネで推薦すいせん簡単かんたん転移てんいとはかないようだ。

「あれ、んだときのまちでの復活ふっかつ。セシルが三わりげんになるんだが、あれどういうことなのかってるか?」
「え、それは、ゴニョゴニョ(ゲームだからでは?)」

じつはな、あれは教会きょうかいほどこしたのろいなんだ。セシルをられるわりに、復活ふっかつするように、過去かこ巨大きょだい魔法まほうにより神々かみがみ契約けいやくしているんだそうだ。だから代金だいきん教会きょうかいまれるんだ」
「へぇ、そういうものなんですね(設定せっていのこじつけしゅごい)」
「お財布さいふ魔法まほうだって、庶民しょみんらないとおもうが、国家こっかによるこう範囲はんい魔法まほうによるものなんだそうだぞ」
「ほぉほぉ」
「とわけで、おかね冒険ぼうけんしゃギルドにあずけておけば安心あんしんだ」

 教会きょうかいというのは、このまえったれいのウクレレしんとアクレレしんのところで、ツインスターきょうだ。

わすれていた。こんな場所ばしょわるいけど、きみたちに称号しょうごうおくろうとおもう」
称号しょうごうですか」
「そうだ。ま、とりあえず、ミケから、右手みぎてむねうえまでげて」

 学校がっこうげるときみたいに、こうがわのひらをせて、それをむねたかさにする。

騎士きし『ザイール』のにおいて、このものを『ミケ』に『初級しょきゅう冒険ぼうけんしゃ魔法まほう』の称号しょうごうあたえん」

 べつひかるでもなくなんでもなく変化へんかがないようにえるが、ログを確認かくにんすると、たしかに追加ついかされていた。

「ありがとうございます」

 詳細しょうさい確認かくにんすると以下いかとおり。

 ●初級しょきゅう冒険ぼうけんしゃ魔法まほう
  しの冒険ぼうけんしゃとしてみとめられたあかし魔法まほう使つかよう
  種別しゅべつ称号しょうごう
  レア:1
  魔攻まこうりょく:3
  魔防まぼうりょく:1

 おなじような文言ぶんげんで、クルミには「初級しょきゅう冒険ぼうけんしゃ攻撃こうげき」で「攻撃こうげきりょく+3、防御ぼうぎょりょく+1」。サクラちゃんには「初級しょきゅう冒険ぼうけんしゃ防御ぼうぎょ」で「防御ぼうぎょりょく+2。魔防まぼうりょく+2」をあたえていた。

 それぞれおれいう。

「こういう、称号しょうごうあたえるみたいなことは、だれでもできるのですか?」
「いや、師匠ししょうとか一定いってい地位ちいひとなどができることになっているが、実際じっさいにできるかは神様かみさましだいだ」
「つまり、そのひと神様かみさま両方りょうほうみとめられる必要ひつようがあって、不正ふせいはないと」
「そのとおりだ」
「この世界せかい神様かみさまは、結構けっこうはたらいてますね」
「ああ、たことはないが、たしかに仕事しごとはする。勤勉きんべんだし、監視かんしおこたらない」

 実際じっさい神様かみさま、いわゆるGM、ゲームマスター、運営うんえいは、二十四時間じかんわたしたちを監視かんしいて、不正ふせい、チート、犯罪はんざいなどの監視かんし業務ぎょうむをしているらしい。
 むかしのゲームではRMTの交渉こうしょうはゲームがいおこなわれ、ゲームないでアイテムの譲渡じょうとだけおこなわれたりしていた。このゲームでも状況じょうきょうおなじだけど、譲渡じょうと段階だんかいでAIによる監視かんしにばれてつかまってしまうので、RMTなどの不正ふせいはしないように、とのことだそうだ。
 そういうわけで、MMOの暗黒あんこくめんはかなりの部分ぶぶん改善かいぜんされている。一方いっぽうで、がちがちの監視かんしはプライバシーの侵害しんがいだとして、さわいでいるそうもいるけれど、そういうひとたちはそもそもベータテスターをやっていないそとひとたちだったりする。
 AIたちは、中立ちゅうりつ個人こじん情報じょうほう保護ほごなどを徹底てっていしていて、一般いっぱんてき喧嘩けんかなどは仲裁ちゅうさいはいらない。普段ふだん生活せいかつには干渉かんしょうつらぬいているので、その存在そんざいわすれそうになる。
 運営うんえい膨大ぼうだいなAIの処理しょりとサーバー処理しょりをこなすため、データセンターに巨大きょだい専用せんようサーバーをかかえているそうだ。

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