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インヴォーク! 起動せよ、新生レグルス!!

【第1章 王朝最強の戦士(仮題名)】 予告編
【現在制作中の第1章次回予告】

 ホワイトエンペラー要塞攻略作戦は、トリスト共和国の勝利で幕を閉じた。
 だが彼らが受けた痛手は、痛み分けで片付けるには大きすぎるほどのものであった。
 かつては共和国陸軍最強の騎馬軍団と味方からも恐れられたデルタネビュラ大隊は有能な兵員を大勢失い、前にも増して弱体化。
 ギルドも精鋭戦士を含んだ多くの死傷者を出し、北上作戦の継続に手をこまねいていた。
 星空の旅団レグルスも、団長クラウディオが重傷を負ったことと、ベテラン戦士の多くが戦死したことで、再編に多大な人員を必要としていた。

――その最中、新団長イングリットは「やむを得ない」という理由である場所に向かった。
 不仲な妹リデラードを置いてきた、己の実家であった。
 はじめは心労に追われる母の代わりにリデラードの面倒を一時的に見るだけのつもりだった。だが彼女は、リデラードがかつて「反則行為を平気で行ってでも、フェンシングの試合に勝とうとした」姿を思い出す。
 酒浸りになりくすぶった妹の闘志を、イングリットはもう一度呼び覚まさせる決心を決めた。

――リデラードの説得に、なんとか成功した彼女は、仲間の協力もあって他にも入団希望者達を集めることに成功する。
 そして彼らの入団試験の時がやってきた。そこで彼らは、プログラムの存在ではあるものの、かつて異界の地にて最強の戦士と呼ばれた男と戦うことになる。

「小娘一人が、この俺に挑むとは」
「死にたくなければ早く尻尾を巻いて逃げるがいい。俺にお前のような小娘をいたぶる趣味はない」
「ふざけんな! あたしは、諦めない! 意地でもあんたをぶっ殺して先に進む!!」
「無茶よリデラード! 逃げて!!」
「……あきらめの悪い奴だな。ならば望み通りここで死ねッ!!」

 デミスタジアムで再現された、虎牢関の地にて。VR上でありながら生半可な実戦をはるかに凌駕する過酷な激戦が繰り広げられようとしていた。
 彼らが挑む、戦士の名とは。













「――俺の名は、呂布。あざなは奉先」

インヴォーク! 起動せよ、新生レグルス!
『第1章 入団試験 王朝最強の戦士との死闘編』鋭意執筆中
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